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正直目を疑いました。今回のコラボレーションに。
2017年秋冬に行われた「ルイヴィトン×SUPREME」に引き続き、次は「Stussy×Dior」か!と衝撃を受けました。
目次
Stussy×Diorではなく、「ショーン・ステューシー」と「Dior」のコラボ!
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今回のコラボレーションを目にした時、ビジュアルだけで「Stussy×Dior」のコラボと判断してしまっている人も多いかもしれません。
注意深く、そのビジュアルを見てみると、「Stussy」の文字はどこにもありません。
今回のコラボレーションは、ラグジュアリーを代表する「Dior」と、ストリートカルチャーを牽引してきたStussyの生みの親「ショーン・ステューシー」とのコラボレーションなのです。
ラグジュアリーブランドとストリートブランドの関係性
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近年のトレンドに、ラグジュアリーブランドがストリートテイストを取り入れる、という流れが顕著になっています。
しかし、あくまでデザインの「ニュアンス」に止まっており、ストリートブランドとのコラボレーションは、ラグジュアリーブランドはどこも行ってきませんでした。
しかし、2017年秋冬、当時世の中を賑わしていた「SUPREME」が、ルイヴィトンとのコラボを発表し、世間を驚かせました。
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ヴィトンの顧客の中には、そのコラボレーションを好ましく思わない層がいたのは、紛れもない事実だと思います。
高額な価格で、取引されるハイブランドは、その品質やブランドの歴史、精神に人はリスペクトを込めて、購入し身に付けます。
そんな高貴なブランディングで、顧客を育ててきたラグジュアリーブランドが、比較的、低単価で販売されるストリートブランドと、コラボをすることは、既存の顧客を失いかけない危険な行為とも考えられます。
異色のコラボの裏には、ラグジュアリーでストリートな「キム・ジョーンズ」の存在が
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2017年の秋冬の「ルイヴィトン×SUPREME」という歴史的コラボレーション裏側に、「キムジョーンズ」という男の姿がありました。
彼は、2011年からルイヴィトンに在籍し、現在はDiorのディレクターに就任しています。
そうです。ストリートをラグジュアリーブランドに持ち込む流れの裏側には、いつも彼が存在してきました。
ショーンに対するリスペクトを込めた、「Dior×ショーン・ステューシー」
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今回のコラボレーションで象徴的に使われている「DIOR」の文字は、今回のコラボのためにショーンが手書きで新しくデザインしたフォントです。
Stussyでも多様された「ショーンフォント」は、デザイナーのショーン・ステューシーが生み出したオリジナルデザインです。
今回のコラボレーションが「Dior×Stussy」のように感じてしまったのも、ブランドアイデンティティーにもなっている「ショーンフォント」を多様したデザインだったからでしょう。
ショーンフォントの他にも、ショーンがデザインしてきたスカルや、独自のテキスタイルが多様されており、一眼でショーンのデザインだと認識できるものばかり。
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ショーンのデザインを前面にあしらったのは、キムからショーンへのリスペクトの現れです。その証拠に、キムは今回のコラボレーション発表に表現した際の言葉は「リスペクト」の一言でした。
衝撃のコラボ第二弾は「Dior × Jordan」
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これまで多くのハイブランドが、NIKEやadidasとのコラボレーションを行ってきたが、Diorがスポーツブランドとコラボするのは、これが初めて。
ビッグメゾンと、ジョーダンブランドとのコラボに、世界中のスニーカーマニアの注目が集まりました。
まとめ
これまでも、ストリートカルチャーがラグジュアリーブランドを圧巻してきたが、今回のコラボレーションは、さらにその波を押し寄せる出来事の一つでしょう。
今回のアイテムの正式リリースが楽しみになると同時に、来シーズンのキムDiorに目が離せない。